親族が亡くなって不動産を引き継いだ場合、自分で利用する予定がなかったり、売りたくてもなかなか売れなかったりと、対処に悩むケースがあります。
不動産を引き継ぐ可能性がある場合、前もってさまざまなチェックポイントを把握しておくと役に立ちます。
こちらの記事では相続した土地が売れない理由やそのまま所有し続けるとどうなるのか、さらには対処法についても解説しましょう。
相続した土地を売る前に知っておきたい売れない理由とは
土地を相続したものの利用する予定がないため売りに出した場合、スムーズに売れるとは限りません。
いつまでたっても売れない場合はその理由を知っておくと、対処する際の参考になります。
買手が付かない理由の1つ目は、物件があるエリアが駅から遠かったり周囲に商業施設がなかったりと利便性が低いことです。
2つ目の理由は、敷地の形が不整形、狭小地、接道条件を満たしていないなど、敷地の形状や建物を建てる際の制限が挙げられます。
また、埋め立て地や盛土がされた土地など、地盤改良などに費用がかかる土地は買い手が付きにくいので、3つ目の理由となる可能性があります。
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売れない土地を相続してそのまま所有し続けた場合にどうなるか?そのリスクとは
引き継いだ土地がなかなか売れず何も対策せずに所有し続けていると、たとえ利用していなくても固定資産税を支払う義務はあります。
また、敷地の状態によっては崩れやすいもろい地盤もあり、地震や大雨などの自然災害によって敷地が崩落したり近隣住民に損害を与えたりするかもしれません。
このような損害を与えた場合は損害賠償を請求されることもあり、これらの出費は大きなリスクです。
たとえ崩れる心配のない敷地でも、粗大ゴミや危険物を投棄されたり、雑草や害虫が発生したりすれば、近隣住人に迷惑をかけることになります。
他にも、敷地に建物が建っている場合は老朽化によって倒壊するリスクや、定期的にメンテナンスをする手間やコストがかかるリスクがあります。
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売れない土地を相続したときに講じる対処法
売れない土地を相続し、そのまま所有し続けるとどうなるのか考えていくとリスクばかりが多いため、少しでも早く対処することが大切です。
一般住宅用としてはなかなか買手が付かなくても、事業用としてなら買手が付く可能性があります。
また、不動産会社に直接買い取ってもらう方法や空き家バンクを利用する方法もあるので、さまざまな売却方法を探ってみることが対処法のひとつです。
売ることが難しく、とにかく手放したいと思ったら、自治体や法人、個人に寄付することも検討してみましょう。
もうひとつの対処法として、利用する予定のない土地を最初から引き継がないこと、つまり相続放棄する方法が挙げられます。
ただし、相続放棄をするとその他のプラスの財産もすべて引き継げない点に注意しなければなりません。
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まとめ
相続した土地の条件が悪く、なかなか買手が付かない場合、そのまま所有し続けていると固定資産税の納税義務や災害による崩落リスク、建物の老朽化など、さまざまなリスクがあります。
これらのリスクを回避するために、できるだけ早く売却や寄付、相続放棄などの対策を講じましょう。
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